Sea Ray 315 Sundancerをシェアし、「東京湾クルージング」カノ編

このブログはジュンさん、エリカさんと僕(カノ)の3人のストーリー。
あらゆるシェアリングを活用して、セレブライフを探求している

シェアリングサービス【Noleggio】を利用させてもらい、マクラーレン650Sでミズキちゃんとのスカイツリーデートを満喫したばかりだが、今日はさらにその先の「浦安マリーナ」まで一緒に出かけることになった。
今度はなんと「東京湾クルージングデート」だ。

そうは言っても、小型船舶免許2級がないとクルージングはできない。
なのでジュンさん、エリカさんとのWデート。
Noleggioのクルーザーをシェアするので、浦安マリーナで手軽にバーベキューも楽しむことができる。Noleggioの会員の特権だ。
二人きりではないのは残念だが、バーベキューは人数が多い方が盛り上がるので、こういうシチュエーションもありだろう。

BBQ

これまで何回かミズキちゃんとデートをしてきてハッキリしたことがある。ミズキちゃんは「できる男に魅力を感じる」ということだ。
行動力、そして知性、さらに財力、おしゃれセンスも問われることになる。
今回も積極的にアピールしていく必要があるだろう。

「さあ、どんどん焼いていきますから食べていってくださいね!」

「ずいぶんやる気満々だな。じゃあ、海鮮と野菜メインでお願いしようか」

ジュンさんがそう言うと、ミズキちゃんもうなずきながら、

「私も野菜がいいなー」

「あらあら、最近の若い子は草食系だこと。カノくん、私はお肉いただくわ」

さすがは肉食系女子代表のエリカさん、牛カルビをどんどんほおばっていく。僕は肉と野菜と海鮮をバランス良く焼いていった。
ミズキちゃんが椎茸好きなことも知っているので、一番肉厚で高級なものを購入してきたのだ。

grill

「カノさん、この椎茸ってもう食べていいの?」

「ちょっと待って、この特製醤油を垂らしておくと、さらに椎茸の味が絶品になるんだ。これでよし、ミズキちゃんお皿貸してごらん」

「本当に美味しい!!」

「でしょ」

そういうことも知っているんだスゴイ的なミズキちゃんのまなざしをさりげなくかわしつつ、僕はさらに焼き続ける。与えられた仕事は実直にやるところもしっかりアピールしておきたい。

「暑い中だけど海からの風が涼しいし、料理も美味しいし、今日はお招きいただいてありがとうございます」

やっぱりミズキちゃんは素直でいい子だ。ジュンさんもエリカさんもそんなミズキちゃんを見て微笑んでいた。

「よし、それじゃあ、お待ちかねのクルージングに出かけるか!」

cruiser

ジュンさんがNoleggioでシェアしているクルーザーは、「Sea Ray 315 Sundancer」。名前は「スクーデリア ウノ号」。
僕もエリカさんも乗せてもらったことがあるが、ミズキちゃんは初めてだ。ミズキちゃんは、ウノ号のスタイリッシュな姿を見て歓声をあげていたが、内装の豪華さを見てさらにテンションが上がっていた。

「凄い、ジュンさんってクルーザーの運転もできるんですね!」

「まあね、小型船舶2級の免許があればこの船は運転できるんだよ。メーターもこうして集中しているから見やすいし、運転はしやすいよ」

テンションが上がりまくっているミズキちゃんは、ジュンさんにピッタリとくっつきながら話を聞き入っていた。明らかに2人の距離は近い。ジュンさんのクルーザーを運転している姿を見たらそのまま頬にキスでもしそうな勢いだ。代われるものなら運転を代わりたいのだが、悔しいかな小型船舶免許2級を取得していないから僕は運転することができない。
僕のそんな怒りに満ちた視線に気づいたのか、それともエリカさんの視線に恐れを抱いたのか、ジュンさんはミズキちゃんと慌てて距離をとって、運転し始めた

captain's seat

35℃は街中だと猛暑だが、海の上だと心地いいぐらいだ。クルージングの行程は浦安からレインボーブリッジを経てお台場へ。
綺麗な白波をたてながら軽快に進んでいく。
僕はイチゴのシャーベットをミズキちゃんに渡した。食後のデザートだ。イチゴが大好きなミズキちゃんは満面の笑みでそれを受け取ってくれた。気分も回復。とても優雅で満ち足りたひとときだ。

Tokyo Bay

「この角度から観る東京ゲートブリッジは初めてです。なんだか巨大な恐竜の化石みたい・・・」

ミズキちゃんが目の前に広がる絶景を見て、驚いてそう呟いた。
ここはチャンスだ。

「さすがミズキちゃん、鋭いなー。横浜ベイブリッジやレインボーブリッジの2倍はあるこの東京ゲートブリッジは、確かに恐竜橋とも呼ばれているからね・・・」

確かそうだったはず。以前に誰かに聞いたことがある。エリカさんも黙ってうなずいているから間違いない。

「カノさんって本当に物知りなんですね!」 ミズキちゃんのまっすぐな瞳がまぶしい。僕が心の中でガッツポーズをしたのは言うまでもない。

Tokyo Gate Bridge

「今度はカノさんと二人でクルージングをして、いろいろな話を聞きたいです」

少し照れながらミズキちゃんがそう言った。この期待には応えなければならない。
よし、頑張って免許取ろう。免許さえあれば、Noleggioでこのウノ号をシェアして、二人だけでクルージングができる。

・・・どうやったら取れるのかは後でジュンさんに聞くことにしよう。

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