ロールスロイス・ファントムⅦをシェアし、習志野CCでラウンド

このブログは僕(ジュン)とエリカ、カノくんの3人のストーリー。あらゆるシェアリングを活用して、セレブライフを探求している。

今回はエリカとカノくんと3人で千葉県印西市にある名門「習志野CC」で練習ラウンドだ。
オープンしてちょうど55年、これまでも幾多のレギュラーツアーの名勝負を生んできたコースだが、昨年2019年には日本では初となるPGAツアーも開催されている。

「どうしたのこの車!?」

待ち合わせ場所に車で向かうと、エリカとカノくんはすでに待っていて、驚いた表情で迎えてくれた。

それもそのはず、今回「Noleggio」でシェアしたのは初導入された「ロールスロイス」だ。
まさに高級車の代名詞。その重厚な高級感は、何人もの通行人を振り向かせていた。

Rolls-Royce

「これがあの、パルテノン神殿をモチーフにしたというフロントグリルですか・・・ゴージャス!」

カノくんがそう言って感嘆しながら、すっかりゴルフに行くことを忘れて車に見入っている。

このファントムはロールスロイスの中でも最上級サルーンで、ファントムⅦはBMWがフォルクスワーゲンを買収し、ロールスロイス・モーター・カーズを設立して初めて開発したものだ。
BMW7がベースで、V型12気筒エンジンを積んでいる。

driving seat

「ジュンさん、さすがロールスロイス・ファントムね、乗り心地もエクステリアの豪華さも最高!静粛性も抜群だわ」

車を走らせると、エリカが興奮気味にそう感想を伝えてきた。

なんせ向かう先は、昨年のZOZOチャンピオンシップが開催された習志野CCだ。
最高の準備をして、最高の気分で向かいたい。だからこそこの一台を借りてきたのだが、やりすぎて二人がゴルフどころじゃないといったテンションで、ファントムⅦの乗り心地の良さに酔いしれている。
僕も初めて運転するファントムⅦを堪能しながら東関東自動車道の千葉北ICを下りて、目的地に向かった。

narashinoCC

夏の暑さもすっかりと弱まり、季節は過ごしやすい秋。天気にも恵まれて、ゴルフのラウンドをするには最高の環境だ。
習志野CCの入り口を通ると、ワクワク感はさらにアップしてきた。

コロナ対策でキャディバックを車から降ろすのはセルフだった。
カートに積むのもセルフとのことだったが、充分に感染症対策ができているからなのだろう、カートの積み降ろしはクラブ従業員がやってくれた。

ZOZOCHAMPIONSHIP

「ジュンさん、このポスターの人、タイガーウッズじゃない?」

「そうですね。隣にいるのは松山英樹?」

クラブハウスに入って、エリカとカノくんが不思議そうに見つめていた。

「なんだよ、二人とも昨年のZOZOチャンピオンシップ観てなかったのか?タイガーが歴代最多勝に並ぶ82勝目を遂げた記念すべき試合だぞ。しかも3打差で2位は松山秀樹だったんだ。日本中が盛り上がっていただろうが」

というわけで、改めて習志野CCでプレーできることの喜びや誇りを詳しく説明。それを聞いてカノくんはドライビングレンジでの練習からすでに緊張していた。メンタルの強いエリカは話を聞いて燃えてきたようでパット練習の表情も真剣そのもの。

Putting Green

それぞれ準備を整えたらラウンドスタート。
ZOZOチャンピオンシップは7041yardでパー70という設定だったが、もちろんアマチュアの僕たちはそれより距離が短くてパー72だ。それでもKingコースはRegularティーから6677yardある。しかもラフはかなり深い。フェアウェイをキープできないとかなり厳しいスコアになるだろう。

懸念していたとおり、カノくんは力んで右に、左にティーショットを曲げて悪戦苦闘。その点、エリカは綺麗なスイングでリズムも良く、しっかりとフェアウェイから2打目を打っている。

「エリカ、かなり腕をあげたな。スプーン(3W)もクリーク(5W)も完璧なショットじゃないか」

「ありがとう! ここ最近は運動不足とストレス解消で毎日のように練習してたから。さて、今日の勝負ホールはどこ?」

「そうだな。INコースに入ってからの10番にしよう。難度はこのコースで2番目のホールだ」

「それは楽しみ!」

inNo10

Regularティーからで366yard。
打ち下ろしだし距離はないパー4だが、左に池があり、その向こうがグリーンという左ドッグレッグ。
グリーンは砲台ですべてのショットに正確な距離感と方向性が求められる。ティーショットは右目狙いだが、奥にバンカーがあり、270yardほどで届いてしまう。

「ジュンさんドライバーじゃないんですか?」

僕がスプーンを持ってアドレスするとカノくんが驚いた。フェアウェイ真ん中から右230yardで充分だ。ゴルフもビジネスもマネイジメントが重要。ただ飛ばせばいいわけじゃない。

「ナイスショット! 私はドライバーで打つわね!」

負けず嫌いのエリカもRegularティーから。ティーショットは快音を残し、ボールは左の池の方角からフェードでフェアウェイ真ん中へ。

「おいおい、まさか僕のボールより飛んでるんじゃないか?」

「勝負は2打目ね」

NCC

「ファー!!」

一方カノくんは池を嫌がり右にドスライス。これはまた大叩きだな。3人でカノくんのボール探し。おかげでコースの隅々まで堪能できる。

今日はファントムⅦと習志野CC、そして仲間のおかげで満喫できる贅沢な一日になりそうだ。

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