フェラーリ458スパイダーをシェアし、映画「鬼滅の刃」を観てから、六本木でステーキを堪能する。「ウルフギャング・ステーキハウス」:東京 六本木

このブログは僕(ジュン)とエリカ、カノくんの3人のストーリー。あらゆるシェアリングを活用して、セレブライフを探求している。

2020年もいよいよ年末、今回はエリカと六本木デートだ。デートを楽しみながら、エリカがクリスマスのプレゼントに何を欲しがっているのか探りをいれるのも大事な目的のひとつ。

「この間の赤のフェラーリとは、違うフェラーリなんだ!」

ferrari458

迎えにいくとエリカは今回も車に興味津々。今回「Noleggio」でシェアしたのは、「フェラーリ458スパイダー」。
V8エンジンをミドルに積んでおり、0から100km/hまで加速するのにわずか3.4秒。運転席のスイッチ、ボタン、ダイヤルすべてがF1の位置だ。それでいて視野も良好で、街中での走り出しのクラッチワークもスムーズ。実にフレンドリーなスポーツカーである。

valetparking

走行中も周囲からの視線を感じながら、僕らは六本木ヒルズの目の前にあるラグジュアリーホテル・グランドハイアット東京のバレーパーキングに車を駐車し、六本木ヒルズへ向かった。

「すっごく楽しみーにしてたの! パンフレットの他にもグッズ買っていこう!」

エリカの誘いで久しぶりの映画鑑賞だ。アニメのタイトルは「鬼滅の刃・無限列車編」。上映開始から1ヶ月ほどだが、すでに1700万人が映画を観ており、230億円の興業収入に達している。
コロナ禍で低迷していた業界にとっては救世主的存在である。その経済効果には注目だが、アニメ自体には僕はまったく興味がなく、内容も知らない。

このコロナ禍の中で、すでに国民の10%以上が観ているというのに、未だに多くの人たちが来客していることに驚いた。リピーターもかなりいるのだろう。エリカのハイテンションぶりにも驚きだ。

夕方になり、映画を見終わった僕とエリカは、ディナーのために六本木ヒルズ近くにある「ウルフギャング・ステーキハウス六本木本店」へ。熟成肉ブームの火付け役で、プライムグレードの牛肉を味わえると人気のレストランだ。

wolfgang's

店内は178席という広さ。温かいオレンジの照明に包まれたおしゃれな空間である。

chandelier

エリカはというと、映画の余韻に浸っており、未だに涙ぐんでいた。映画を観て驚いたのは、かなりグロテスクなシーンがあったということ、にもかかわらず女性の姿が圧倒的に多かったということ、そして後半はすすり泣く声が四方八方から聞こえてきたことだ。

「杏寿郎さんって本当に素晴しい人よね。強いし、正義感も後輩への思いも立派。上司にしたい人ナンバーワンに間違いないわ」

席についてもエリカの話題は鬼滅の刃一色。
これはもうクリスマスプレゼントは決まりかもしれない。高級ブランドのバックや財布よりも、子どもでも喜びそうな鬼滅の刃グッズで充分に満足しそうだ。まあ、そんな年があっても面白いのかもしれない。

menu

今日のコースのメニューは、前菜が「シーザーサラダ シズリングベーコン添え」、スープ、そしてステーキは「プライムグレード熟成T-BONEステーキ」、サイドディッシュは「マッシュポテトとクリームスピナッチ」、そしてデザートと食後のコーヒー。

「私的には、善逸の活躍シーンがもうちょっと観たかったなーとも思うんだけど」

映画の感想を延々と口にしながらも、運ばれてくる料理をエリカは勢いよくどんどんたいらげていく。

「このベーコン、脂が程よくのっていて美味しい!」

確かにこのシズリングベーコンは絶品だ。

「ねえ、ジュンさんの感想は? 初めて鬼滅の刃観たんだよね? どうだった?」

「そうだなー。美しい映像だった。少しグロテスクでもあったけど」

「鬼は残酷だから。でも今回は人間を喰うシーンがなかっただけ、まだ大人しかった方よ。深夜向けのアニメとして作られていたから、ファーストシーズンは結構グロいのよ」

「そ、そうなんだ……」

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そこへメインディッシュの登場。見事な牛肉。ただ、映画の余韻とエリカの話で食欲がイマイチ湧かない状態。

「すごい!! ジュンさん、ものすごい美味しいお肉!!」

当の本人は完全に割り切れているようで、満面の笑みで肉を頬張っている。さすが肉食系のエリカだ。

「赤ワインも美味しい!! いつもごめんなさいね、私ばっかり飲んじゃって」

「いいよ、いいよ。ここには世界各国のワインが1000本以上用意されているから、好きなの飲んで、楽しんで」

steaks

「さすが、クリームスピナッチとステーキの相性も抜群ね。まだまだ食べれそう。赤ワインもおかわりしちゃおうかしら」

「どうぞ、どうぞ」

「ジュンさんも飲めばいいのに。だって、フェラーリはグランドハイアットのパーキングでしょ? 明日の朝なら酔いも冷めてると思うけど」

いきなり斬り込まれて僕は言葉に詰まった。

「まあ、あの、今晩は予約取ってないからな…… 今度のクリスマスの機会に楽しみはとっておこう」

ジッと見つめてくるエリカの視線が魅惑的でもあり、少し怖くもあった。ただ、こういう雰囲気のデートもたまには刺激的でいいかもしれない。

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