このブログは僕(ジュン)とエリカ、カノくんの3人のストーリー。あらゆるシェアリングを活用して、セレブライフを探求している。
2020年のゴルフ打ち納めということで、今回はエリカとふたりで「横浜C・C」へ行くことになった。車は前回の総武C・Cに出かけた際に「Noleggio」でシェアさせてもらった「ランボルギーニ・ガヤルド・スパイダー」だ。エリカのお気に入りの一台。
ランボルギーニのカラーに合わせて、エリカも僕もKarl Kaniのモノトーンでコーディネイト。ちなみにエリカにプレゼントしてもらったものなので、かなり若者向けだ。
「ジュンさん、似合ってる!このランボルギーニにも、キャリーバックにもピッタリね。さすが私のコーディネイトだわ」
若すぎる衣装で浮きすぎるんじゃないかと心配していたが、エリカのこのひとことで自信が持てた。
ランボルギーニは僕とエリカを乗せ、第三京浜を快適に進んでいく。天候にも恵まれ、ルーフを開いても寒くはない。これは今日のラウンドも期待できそうだ。
横浜新道に入り、今井ICで降りると、横浜C・Cはすぐそこ。都心からアクセスが良いのも横浜C・Cのメリットのひとつだろう。
「ねえジュンさん、私は今日のコース初めてなんだけど、難しいの?」
「西コースはプロのトーナメントにも使われるぐらいだから、難度はかなり高いな。でも、今日は東コースだから心配ないと思うよ」
あっという間に目的地に到着。駐車場にはかなりの数の車があった。このコロナ禍の中で心配せずに楽しめるスポーツとして、ゴルフを始める若者も増えたそうだ。
さすがランボルギーニ、注目の的である。エリカが先に車から降りると、さらに駐車場周辺のお客たちはどよめいていた。エリカの美しさはランボルギーニに負けないインパクトがあるということだろう。
クラブハウスは、ロッカーの使用から、レストランでの食事、清算まで手ぶらで済ませられるようになっていてとても便利だ。
「凄いサインの数。これってプロのトーナメントがあったときのものなの?」
2012年の日本女子オープンのときのものと、2018年の日本オープンのものだ。メジャーの大会が開催されるほどの名門クラブということである。2020年を締めくくるのに相応しいコースだ。
「今日の勝負はどのホール?」
「じゃあ、17番のパー4にしようか。HDCPも18だし」
「インスタートだからそこまでに身体を温めて、調整しなくちゃ」
東コースは、確かに距離は6160yardと一般的ではあるが、バンカーが絶妙な場所に配置してあって全体的に戦略性を求められる。ガードバンカーも要注意だが、サイドバンカーを避けながら、いかにグリーンを狙える位置に打っていけるかが重要だ。
そうはわかっているものの、11番ホール、13番ホールと僕は見事にサイドバンカーに捕まってしまった。飛ばそうという思いが強すぎて力みに繋がっているのかもしれない。
エリカはフェイドボールを上手に使って気持ちよさそうに進んでいた。かなり調子は良さそうだ。
「さあ、ここが勝負の17番ホールね。ティーグラウンドの目の前に池があるけど、距離的にはまったく問題なさそう。少し右ドッグレッグしているので、フェアウェイの左狙いかな」
僕もエリカとまったく同意見。問題はその左にサイドバンカーがあるということだけ。ドローヒッターの僕としてはさすがに林に向かってティーショットは打ちにくい。
「ジュンさん、ナイスショット!・・・だけど、ちょうど左のバンカーみたい」
フェアウェイの右サイドを狙って打ったのが、ドローをして左バンカーへ。386yardだったら、3Wでティーショットしてもよかったか・・・。
エリカは左バンカーを狙って打ったボールがフェイドでフェアウェイ真ん中へ。焦った僕は無理して打って、2打目もガードバンカーへ打ち込んでしまった。勝負あり。エリカはパーで、僕はボギーだった。
「ジュンさんこの18番ホールで、もう一勝負しようか?」
472yardのロングホール。リベンジするには絶好のホールだ。
「よし、のった」
「じゃあ、クリスマスイブの夜を私のために空けるっていうのはどう?」
「う・・・、も、もちろん喜んで」
ここはサイドバンカーがない。右の池に気をつければ問題ないだろう。後は打ち上げがどのくらい厳しいかだ。
互いに1打目、2打目はクリーンに打てた。勝負は3打目。グリーンはかなり受けている。打ってもピンハイがギリギリ。ピンの上につけたら鬼のような下りのパットが残るだろう。
そう考えてアプローチをしたら完全にショート。逆にエリカは3打目を思い切って突っ込んでいくとグリーンの傾斜で戻ってきて、なんとピンそば70cm。
「やった!!」
「エリカ、ナイスバーディー!」
さて、クリスマスイブの夜の計画を早急に練らなければならない。帰りのランボルギーニの運転中にじっくり考えることにしよう。