ポルシェ911カブリオレをシェアして、芝公園デート「東京 芝 とうふ屋うかい」:東京 芝公園

このブログは僕(ジュン)とエリカ、カノくんの3人のストーリー。あらゆるシェアリングを活用して、セレブライフを探求している。

コロナ禍が落ち着き、緊急事態宣言も解除されたので、エリカとのデートの時間も増えてきた。今日も最大限の感染対策を施しながら、港区芝公園へドライブと食事。車はもちろん「Noleggio」で高級車をシェア。今回は新たに導入された名車をシェアさせてもらうことになっているので、さらにテンションは上がっている。

「へー!これが、ジュンさんが電話で話をしていた新しい車なんだ!」

「ドイツのポルシェ、911カブリオレだよ。1963年以来受け継がれてきたポルシェモデルのDNAを体現している、美しい伝説の名車」

リアに搭載されている平対向6気筒ツインターボは、時速100kmまでの加速をわずか4.4秒で実現してくれる。最高速度は時速291km。もちろん安全運転でのドライブデートなので、そんなスピードを出すつもりはないが、首都高ではちょっとだけ加速の感触を味わってみたい。

「ジュンさん、子どものような無邪気な笑顔でハンドル握っているところ悪いですけど、くれぐれも安全運転でお願いしますね」

どうやらいつものようにこちらの思惑は見抜かれているようだ。

「今日の食事は芝公園なんでしょ?どんなお店なの?」

「着いてからのお楽しみ。もう着くよ」

「本当に東京タワー真下にあるお店なんだ」

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まさに東京タワーのお膝元。すぐ間近には徳川家の菩提寺である増上寺も見える。『東京芝とうふ屋うかい』だ。

「とうふ屋うかい?おとうふのお店?」

「エリカはとうふは苦手じゃなかったよな」

「もちろん。ヘルシーだし、とうふに含まれているビタミンEは美肌効果もあるからよく食べてるわ」

「ここのとうふは絶品だよ」

長屋門をくぐると、そこは都会の喧噪を一瞬に忘れさせてくれる閑静で広大な日本庭園。さすが二百年の伝統を受け継いできた老舗だ。

「とても素敵な場所ね。こういった和風の雰囲気大好きよ」

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たまにはこういった歴史を感じさせてくれる日本庭園を一緒に散策するのも情緒があっていいものだ。

人目も気にならないし、手を繋いで歩こうかとすると、エリカは何かを発見したようで、パッとその場を離れた。

「ここで何か料理を作っているのかしら?」

日本庭園の中にポツンと一軒家。

「田楽処って書いてある。ここで田楽を揚げているんだ」

「そう、このとうふ屋うかいの名物のひとつがあげ田楽なんだよ」

「へー。それは楽しみ!」

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そのまま先に進み、数寄屋造りの個室に入って腰を下ろした。何か江戸時代にタイムスリップしたような気分がする。

料理が運ばれてきた。一品目から早速とうふ料理。乾杯をしてからいよいよ食事スタート。

「大豆の甘みがしっかりしていて、美味しい!松前とうふっていうんだ」

「エリカの好きな日本酒もいろいろ揃ってるみたいだぞ。僕は運転があるからこれでいいけど」

手にしているのはノンアルコールの白ワイン。意外ととうふ料理とワインのペアリングが合うことに驚いた。

「それじゃあ、お言葉に甘えて、名物竹酒うかいオリジナルにしよう。秋田の冷酒なんだ」

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続いてもとうふ料理。

「これがさっきの場所で作っていたあげ田楽ね。味噌の匂いが香ばしいわー!」

まさにとうふ尽くしだ。

その後には太刀魚塩焼きや冷やし茄子と続く。

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「ここからはお鍋なのね」

温まる花山椒なべ。豚肉は上質なTOKYO X。

いつも以上にエリカのペースが速い。もう日本酒三合目。お店の雰囲気も味もかなり気に入ってくれたようだ。美味しい料理とお酒は人を自然と笑顔にしてくれる。満面の笑みのエリカを見ているとこちらも元気が沸いてきた。

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食事を終え、とうふ屋うかいの外に出たときにはすっかり夜だった。

「美味しくってついつい飲み過ぎちゃった」

ちょっとよろけながら歩くエリカの手を取り、ポルシェ911へ。エリカの手を握るのも久しぶりだ。

「ねえ、ジュンさん、東京タワー見ていこうよ!」

日が落ちるのは早くなったが、帰宅にはまだ時間に余裕がある。もっと長い時間、エリカの手を握っていたかった。

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日本庭園を散歩した後で、ライトアップされた東京タワーの下を散歩。どちらも情緒があっていい。そういう点ではポルシェ911も歴史を感じさせてくれて趣はピッタリだ。

「ジュンさん、今日はごちそうさま。とうふ料理とても美味しかったわ。ぜひまた連れてきてね。クリスマスはどこのお店に行くのか、次は私が決めるわよ。楽しみにしていてね!」

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頻繁には出歩けなくなってしまったからこそ、一回一回のデートが待ち遠しく感じるようになったし、大切に思える。今はWithコロナの時代だが、環境に適応すればまだまだいろいろな楽しみ方があるはずだ。そしてこの充実感が明日への糧となる。

「よし、この勢いで慌ただしい師走も乗り切るぞ」

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