フェラーリカリフォルニアをシェアして、高尾山で和食懐石デート「うかい鳥山」:東京 高尾山口

このブログは僕(ジュン)とエリカ、カノくんの3人のストーリー。あらゆるシェアリングを活用して、セレブライフを探求している。

最近はカノくんがエリカに猛アプローチをかけているので、僕としてものほほんとしていられる状況ではない。今回も「Noleggio」でスーパーカーをシェアさせてもらい、午後からエリカを八王子へのデートに誘っている。

Ferrari California

「また八王子に連れて行ってくれるの? あれ、この前のフェラーリとはちょっと違うわね」

さすがエリカ、一目でその違いに気づいてくれた。八王子や三浦半島に出かけた際にシェアさせてもらったのはフェラーリF430スパイダー。Noleggioのラインナップ車両ではAクラスのランク付けだが、今回はSクラスの「フェラーリカリフォルニア」だ。

2+2モデルで、フェラーリとしては初となる7速DCTで直噴4.3ℓV8エンジン。最高出力は460ps/rpmで、100km/hに加速するまでおよそ4秒。これで中央道を走り、まずは高尾山を目指す。

「前回八王子に連れて行ってくれたときの和牛ロースと伊勢エビのおいしさは忘れられないわ。また同じお店で食べられるのかしら?」

「いいや、別の店だよ。もちろん味は保証する。ただその前に前回は見られなかった絶景を目にしてからだな」

「絶景?? 何かしら、楽しみ!」

Cable railway

快晴の中、フェラーリの到着した場所は高尾山の麓。まずは高尾山の山頂からの夕日を堪能してからだ。

「これに乗るの?」

エリカはどうやら高尾山に登ったことがないらしい。ケーブルカーを見るのも初めてのようで驚いている。

「これで標高472mまで一気に登れるんだよ。最急勾配は日本一の31度18分」

「・・・・・・ 山頂までどのくらいかかるの?」

CAをやっているにも関わらずこういった乗り物は怖いらしい。そういったギャップがエリカの魅力的な一面だ。

「6時間かな?」

「え!?」

というのはほんの冗談で、終着の高尾山駅まではわずか6分。驚くほど速く着いたので、エリカは肩すかしをくらって眉をひそめている。

「さ、ちょうどいい時間帯だ。天気もバッチリだし、この光景をエリカに一度見せたかった」

時刻は夕暮れ。辺りはオレンジの色に包まれている。

「綺麗・・・」

takaosan

まさに絶景の展望。フェラーリから見る景色も最高だが、高尾山からの夕日も趣がある。

「それではお腹もすいてきたところだし、この余韻に浸りながら、美味しい料理を食べようか」

僕のそのひと言にエリカは幸せ一杯の表情でうなずいた。

ukaitoriyama


下山して向かった先は「うかい鳥山・八王子店」。店構えが日本の懐かしい情景を思い出させてくれる和食懐石の名店だ。

menu

今回のメニューは「いろり炭火焼き・牛コース」。炭火焼きの特製和牛がメインディッシュ。それを見て、肉食派のエリカは興奮気味である。私はフェラーリの運転があるので、ノンアルコールだが、エリカには日本酒を勧めた。

「なんだかほっとする味ね。美味しいわ」

wakatakeni

まずは優しい味わいの若竹煮。確かに落ち着く。

続いて「佐久鯉洗い」、「鶏と山菜鍋」。魚介類に鶏肉といろいろと楽しめるのも嬉しい。

koiarai

エリカはすでに3杯目の日本酒。

「やっぱり、甘口より辛口の方が合うなー」

すっかり上機嫌だ。

僕も飲みたい気持ちがあったが、そんな無邪気な表情のエリカを見ているだけで十分だった。

「次は、特選和牛ロース? 待ちきれない!」

厳選された和牛のロースを炭火焼きで焼き上げるのだから、美味しいのは間違いないだろう。

tokusenwagyu

「美味しいー!! これで明日からの業務もバリバリ頑張れそう!!」

mugitoro

さらにシメの「麦とろご飯」と「なめこ汁」。もうお腹はいっぱいだ。ただ、若くない自分であっても無理せず食べきれる絶妙な量である。

最後はデザートの「桜餅」

sakuramochi

「ジュンさんって甘い物は別腹よね。私もそうだけど」

大満足の品々だった。わざわざ八王子まで出向いた甲斐があったというものだ。

いつものことだが、エリカは酔い潰れる寸前。足取りもふらふらである。

Ferrari California

僕はフェラーリカリフォルニアの助手席にエリカを乗せ、エンジンをかけた。ずいぶんと気持ち良さそうに寝ているから、帰り道はこの車の運転を楽しむとしよう。

Cockpit

「確か、フェラーリカリフォルニアのシフトモードを切り替えるマネッティーノのスイッチは3種類だったよな。よし、全部試してみようか」

なんだかんだ言ってもエリカはお酒に強い。そのうち目を覚まして、中央道のドライブを一緒に楽しめるだろう。その前にもう少し慣れておきたいところだ。

エリカの気持ち次第だが、どこかで少し休憩してもいい。このデートを聞いたら、カノくんはさぞかし悔しがるだろう。

ビジネスでも、車の運転でも、そしてエリカのことでも、まだまだカノくんに負けるわけにはいかない。

おっ、どうやらエリカが心地よい風でエリカが目を覚ましたようだ。まだこのデートは続きそうだ。

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