このブログは僕(ジュン)とエリカ、カノくんの3人のストーリー。あらゆるシェアリングを活用して、セレブライフを探求している。
今回はカノくんではなく、僕が主役。
カノくんがメルセデスベンツSL400をNoleggioでシェアして、エリカと阿佐ヶ谷までお肉を堪能するデートをしたと聞いた。エリカはたいへん満足していたらしく、負けてはいられないと、こっちは銀座で大人のデートを企画。
「あれ? この車って確かランボルギーニ・ウラカン・ペルフォマンテ・スパイダー??」
予定の待ち合わせに到着したときのエリカの第一声は意外なひと言。
一瞬見ただけでそこまでわかるとは、エリカもスーパーカーを見る目が肥えてきたのだろうか。

そう今回はNoleggioで最高クラスSSの高級車をシェアさせていただいた。
ランボルギーニの中でもトップグレードを誇るランボルギーニ・ウラカン・ペルフォマンテ・スパイダーだ。
直噴5.2LのV型10気筒のエンジンで、最大出力は640馬力。
しかもこの独特のシルエットはまさにスーパーカー!
この姿を見ているだけで一日過ごせる自信がある。

「ハンドルにあるエンブレムって、闘牛でしょ?」
まさにそう。
あれ? もしかして・・・・・・
そうだ、カノくんが八王子のデートに連れて行ったときにこのランボルギーニをシェアしたとか話していた気がする。
「アクセルを踏んで3.1秒で時速100kmまで加速するよね」
「あいつエリカを乗せてそんな危なかっしい運転を」
「うん? あいつ??」
「いや、なんでもない。こっちの話」
あえてカノくんの名前を出さないところがエリカらしい。
街行く人たちは必ずと言っていいほど、この車と僕たち二人に注目し、感嘆の声をあげていた。
ランボルギーニもさることながら、助手席に座るエリカの美貌にも驚いているのだろう。
確かにCAの仕事が順調になってきて、以前の明るさが戻ってきている。
「これはカノくん以外にもライバルは多くなりそうだ」
「え? 何か言った」
「いや、ごめん。独り言。さてそれでは天気もいいし、ドライブを楽しんだら、銀座に向かおうか」

やはりランボルギーニの加速は格段に心地よい。
走行モードをスポーツモードにしたい気持ちを抑えて、ストラーダで安全運転。
当然ながらコルサへの切り替えは我慢。
途中のパーキングでコーヒーブレイク。
背中に轟いていたV10サウンドの余韻がまだ残っている。
「今いじっているアプリって何なの?」
「ああ、これはGINZA SIXアプリっていって、GSIXの駐車場を予約しておけるんだよ。このランボルギーニのようなスーパーカー専用の駐車場に誘導してくれるから、駐車も楽にできるってわけ」
ということで、今回の目的地である銀座うかい亭へ。

「あれ、うかい亭って以前に港区のお店に連れていってもらったよね。美味しいお豆腐の料理だったの覚えてる」
「八王子から始まっていろいろな場所に店舗を構えているからね。ここは港区よりも2年早く開店した鉄板焼きのお店だよ」
「日本の建造美と西洋の美術品の美しさを融合した雰囲気がうかい亭らしくて、とてもいいわ!鉄板焼きも楽しみね!」

お肉好きのエリカのためにこの店を予約したのだが、うかい極上牛ステーキだけがメインディッシュではない。
極上牛ヒレステーキも最高だが、このお店のコースはいろいろな料理を堪能できるのが特徴だ。

うかい亭では、なんといっても貝の王様である鮑の岩塩蒸しが堪能できるのだ!
鮑を昆布で巻いて塩で固め、15分ほど蒸し焼きにする。
高級食材である鮑の味を存分に引き出してくれる最高の一品。

「ジュンさん、とっても美味しい!! ついついワインも進んじゃう!!」

メニューはかなり充実しており、鮑や牛ヒレだけでなく、キャビアも食べられる。
なんとも豪華なラインアップ!
僕もついつい話すことを忘れて夢中になって食べてしまうほどだ。

「美味しすぎて食べ過ぎちゃった!」
エリカもご機嫌だ。
しかしメニューはまだ残っている、デザートの前に土鍋ご飯。
お米がふっくらとしていて、絶品の卵と一緒に食べると、幸福感で一杯になる。
ここからまだ食べられるのか心配そうな表情をしていたエリカだったが、あっという間に完食。

「最近仕事が特に忙しくなってきて、体力が低下していたから、これで一気に回復できたわ!さすがジュンさん、美味しいお店をよく知ってるのね!絶対にまた近いうちに食べに来るわ!」
「そのときはぜひまたエスコートしたいね」
カノくんには秘密にしておいてくれよ、と言いかけたが、せっかくいいムードになっているところにあえて彼の名前を出す必要はないだろう。
さて、お腹もいっぱいになったところで、続きはランボルギーニから夜景を見ながらのドライブデート。
まだまだ楽しいひとときは終わらない。