BMW i8をシェアして、太平洋クラブ御殿場コースでラウンド

このブログは僕(ジュン)とエリカ、カノくんの3人のストーリー。あらゆるシェアリングを活用して、セレブライフを探求している。

2023年は例年に増して気温の上昇が速く、暑くもなく寒くもなく、最高のコンディションでゴルフをプレーできるのが3月だ。

今回はエリカを誘って、静岡県御殿場市にある名門「太平洋クラブ御殿場コース」へ。

いつものようにNoleggioでスーパーカーをシェアさせていただき、後部座席に2人分のキャディーバッグを楽に積めるBMW i8を選んだ。

back seat

「おはようエリカ、少し眠そうだな。行きの車内でゆっくり休んで、着いたら元気よくプレーしてくれよ!」

声をかけるとエリカはニコリと微笑んだ。

今日のエリカのコーデは、春らしくピンクと紫、オレンジのタイダイ柄のブルゾンに白のスカート、グレーのハイソックスに真っ白のシューズ。白地にピンクのロゴの入ったバイザー。

ついついその美しさに見とれてしまった。

「あ、この車、以前にジュンさんと茨城県の大洗に連れて行ってもらったときのBMW!」

highway

さすが記憶力抜群のエリカ。

キャディーバッグを積み込みやすい点と、長距離のドライブには燃費のいいこのハイブリッドスポーツカーが最適なのだ。

とは言っても、1.5L直列3気筒DOHCターボを積んでおり、フロントのモーターと6ATが組み合えば370馬力の出力になる。

最高速度は時速250km、踏み込んで時速100kmに到達するのに4.4秒とスーパーカーの要素も楽しめる1台である。

MT.FUJI

「わあー富士山! 綺麗ね!! 最高に晴れてるし、絶景ね!」

東名高速を走り続け、いよいよ富士山の麓付近に到着。

富士山山頂にはまだかなりの雪が残っているようだ。

太平洋ゴルフクラブ御殿場コースは、この富士山を眺めながらプレーできる点も大きな魅力の1つである。

「さあ着いたぞ」

entrance

あらかじめジャケット・パンツの服装に着替えておいたので、そのままエントランスへ。

「ここってプロのツアーで使用するコースよね。やっぱり緊張感があるわ」

22champion

「昨年の三井住友VISA太平洋マスターズ50回記念大会は、石川遼プロが10年ぶりに制したから注目度は高かったよ」

「ということは、40回の節目でも優勝してるのね。さすが遼くん! ところで、少しだけ打って身体をほぐしてもいい?」

「もちろん、パットとショットの調子を確認してからスタートしよう。順番まではまだ1時間あるからね」

drivingrange
masterroom

「絶好のゴルフ日和ね、なんだか今日はベストスコア更新できそうな予感!」

確かにドライビングレンジでのエリカのショットはキレキレだった。

それに対して僕はまだまだ関節の動きがイメージ通りに動いていない。

「ジュンさんに勝ったら何をしてもらおうかなー」

自信に満ち溢れているエリカはいつも以上に煽ってきた。

さすがにエリカに老いた姿は見せられない。

「もちろん、好きなことをおねだりしていいよ」

笑顔が引きつっていることを感じながらも僕はそう返答し、カートに乗り込んだ。

practice green

「ほんとうに綺麗なコースね!」

「2018年に松山英樹プロ監修のもと全面改修しているからね。樹木もかなり伐採して富士山がよく見えるようになっているし、バンカー位置なども調整されたんだ」

「松山プロ監修のトーナメントコースを回れるなんて贅沢ー」

「エリカ、速く打ちたい気持ちはわかるけど、そこはレディースティーじゃなくて、レギュラーティーだよ」

「いいの、今日はレギュラーティーからジュンさんに勝負を挑むわ」

確かに上背のあるエリカはドライバーで200yardは超えてくる。

そうなると僕はバックティーから? いやいやそれはさすがに厳しい。

1番ホールからPAR4で465yardになってしまうのだ。

ここは大人しくエリカと同じレギュラーティーから無理なくプレーしていこう。

tee

今日のエリカはさすがにキレているだけあって、OUTで43。

対して僕も43。

まったく同じスコアでハーフを折り返し、INコースへ。

ついつい焦って力が入ってしまい、11番ホールでプッシュスライスが出てOBのダボ。

その後は立て直したが、最終ホールを残して1打差で負けている状態になってしまった。

18番ホールはレギュラーティー490yardの名物ロングホールだ。

バーディー、ボギーで逆転。

とにかくバーディーが必要なホールになる。

エリカは力の抜けたしなやかなフォームで、ナイスパーオン。

だがパットは難しい位置で10mはある。

ピンの根元にこの3打目を乗せれば逆転可能だ。

しかし、これも右へ飛び、グリーン右横へ。

勝つためにはチップインバーディーしかない。

エリカは勝った気になって悠々とグリーンへ歩いて行く。

Memorial plate

「これはワールドカップ2001で、最終日にタイガーウッズがミラクルチップインイーグルを決めた記念のプレート!」

タイガーのようにプレッシャーを撥ねのけて、チップインを狙うしかない。

気持ちだけはタイガーとなってSWで打ったボールは、最高のラインでピンに近寄っていく!

その後は、エリカの歓声、僕も思わず雄叫びをあげてしまった。

チップイン・バーディ! これがあるからゴルフは楽しい。

胸を張って帰りの運転ができるだろう。

さあ、BMW i8を運転しながら、何をエリカにおねだりしようか。

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